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【第1回目】ダブル・ジョーカー 小説の紹介をしていきたいと思います。

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書籍レビュー
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ダブル・ジョーカー (柳 広司)

後発の組織が先発のそれを上回るために必要なことは、ただ一つ。”利用できるもの
利用し、それ以外は切り捨てる”。[ダブル・ジョーカー]

こんにちわ、STAFF-Bです。

今回から、本の紹介をしていきたいと思います。

第1回目は、「ダブル・ジョーカー」柳 広司 著 です。

ジョーカー・ゲームからはじまるこの物語は、ダブル・ジョーカーで二作目となる作品です。この後、ラスト・ワルツとつづき三作目となります。

スパイが主役となりながら、スパイの本質に光を当てた話ですが、小説のスパイにしてはめずらしく華々しい活躍があるものでありません。
ジェームズ・ボンドのように、美女をわきにカーレースというのとは少し違います。

この物語は、各話が各スパイ達の活躍による読み切りスタイルとなっていて、スパイの日常ともいうべき潜入任務とはなにかという本質を文字にしたような作品です。

ダブル・ジョーカーの見所

ダブル・ジョーカーの見所を少しだけご紹介すると、D機関に対抗する機関が立ち上げられていく経過が楽しめます。自らスパイを経験したことのない中佐による機関が、D機関に対抗していく話です。
風戸中佐が、独学で機関立ち上げをしていくのですが、後発でかつ独学、経験のない中佐が機関を作っていく姿というのもまた読み返してみると、組織内における後発サービスの運用のスタイルにも似たなにかを感じさせます。

ダブル・ジョーカー評価

経験のない何かを任せされた時に、人はどこまでやれるのか。
その時に頼るべきは、知識なのか経験なのか。
職種によっても異なるのでしょうが、こうした二極化を対比しながら読んでみるのも面白いとおもいます(読み返してみても面白いと思います)。

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